2023.7.22 磐越西線 喜多方ー山都 夏の盛りのこの日、大宮での全般検査を終えて営業運転開始を一週間後に控えたC57 180の試運転が行われた。往路の撮影を終え、復路の一発目は定番の舞台田の面縦アングルに構えた。ふと空を見ると、正面には大きな夏雲がみるみると大きくなっていた。これだ! 夏雲の撮影はギャンブルだが、勝算はありそうだ。ギャンブルという点では煙が命のSLの撮影も同じである。シャッターを切る瞬間まで結果は分からない。さあ、直線の遠くからSLがやって来た。どうだ?理想的なことに、真っ黒で力強い重油の煙をもくもくと吐いてくれた。煙はやや左に流れたおかげで、絶妙な構図のバランスが出来上がった。また、今回の試運転では、シゴナナの仕様が金装飾無し、煙室扉ハンドルが黒色の一文字になる等、普段の装いとは異なる “真っ黒い姿” が大きな魅力の一つだった。ヘッドマークも無く、やや煤けた車体は究極の仕上がりだった。そして構図の上半分に広がる白い夏雲。SLに負けず劣らず、夏の力強さを目一杯表してくれた。今回の賭けは大勝のようだ。鉄道写真には謎の中毒性があるというが、当然だろう。このような一枚をまた撮ってみたい。 2024年10月19日 公開 コメントはこちらのフォームからお願いします。(一言でも構いません。)https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSe4qJRVDQPvSqhBa8A8mg0N8pfnT9H4ZW0LflGvM8s7pj2eQ/viewform?usp=sf_link お気に入りの写真に戻るフロントページに戻る