東浦和を発車すると、突然車窓は長閑な田園風景に変わる。約1.3kmにわたって続くこの区間は見沼田んぼと呼ばれており、東京都心から20~30kmの距離に残された数少ない大規模緑地である。田んぼや畑、雑木林、見沼代用水や芝川が織りなすこの風景は、地域の人々に身近な自然として親しまれている。この場所は、撮り鉄にとっても特別である。首都圏の郊外を環状に走る武蔵野線は、多くの駅が東京・埼玉・千葉のベットタウンとして発展している。沿線の多くの場所で市街化・宅地化が進むなか、東浦和ー東川口の区間は田園風景を走る列車を撮影することができる数少ないスポットである。そして、武蔵野線を代表する有名撮影地”ヒガウラ”として珍しい列車が走る日には多くの撮り鉄が訪れている。ヒガウラとその周辺(武蔵浦和~東川口)において、日常を走った205系のある風景を追った。撮影年月:2016年12月~2020年10月撮影区間:東浦和ー東川口, 東浦和駅(別記を除く)枚数:97枚 ヒガウラ約1.3kmの区間はアングルの宝箱だった。 ヒガウラ約1.3kmの区間はアングルの宝箱だった。 春、見沼代用水や芝川の土手には桜が咲き誇る。 サクラ、タンポポ、ホトケノザ、ヒメオドリコ。 わくわく、うきうき。 わくわく、うきうき。 春風駘蕩。 春風駘蕩。 芝川のほとり。ただ、静かに待っていた。 通称メルヘン顔。5編成が武蔵野線で活躍した。このうちM35編成は行先表示機がLEDであった。 通称メルヘン顔。5編成が武蔵野線で活躍した。このうちM35編成は行先表示機がLEDであった。 武蔵浦和 南浦和 南浦和 ヒガウラの田植えはやや遅い。いつの間にか季節が変わっていた。 ヒガウラの田植えはやや遅い。いつの間にか季節が変わっていた。 雨合羽を着てもびっしょり。 雨合羽を着てもびっしょり。 大好きな木。 大好きな木。 頭をかがめて抜ける場所。 頭をかがめて抜ける場所。 いつもの目線。 一年に一度の特別な日。 一年に一度の特別な日。 クライマックス。 夏の思い出。 南浦和 南浦和 南浦和 南浦和ー東浦和 収穫の秋、稲架掛けや藁ぼっちが至る所に作られる。ヒガウラの秋の田んぼは特に楽しい。 収穫の秋、稲架掛けや藁ぼっちが至る所に作られる。ヒガウラの秋の田んぼは特に楽しい。 風。 今朝は珍しく霧が出た。ペダルを漕ぐ足も速くなった。 今朝は珍しく霧が出た。ペダルを漕ぐ足も速くなった。 2019年10月12日、大型の台風が襲った。ヒガウラを流れる芝川は氾濫した。13日の午後にようやく武蔵野線は運転を再開した。 氾濫した芝川。 グラウンドも水に浸かっていた。 今日だけの光景。 夕方、風が収まった。川が氾濫してできた大きな水たまりは鏡のようになった。二度と見られない、見たくない光景があらわれた。 夕方、風が収まった。川が氾濫してできた大きな水たまりは鏡のようになった。二度と見られない、見たくない光景があらわれた。 南浦和ー東浦和 田んぼだけでなく、畑も多い。 田んぼだけでなく、畑も多い。 そこにあったから、好き。 野焼きの香り。 野焼きの香り。 一日が終わる。 一日が終わる。 南浦和ー東浦和 南浦和ー東浦和間、線路は切通しと高架が連続する。 南浦和ー東浦和間、線路は切通しと高架が連続する。 道路はアップダウンを繰り返す。 南浦和ー東浦和 道路はアップダウンを繰り返す。 南浦和ー東浦和 学校の前にヒガウラで朝練。学校の後にヒガウラで夕練。家から片道20分を自転車で駆ける。 武蔵浦和ー南浦和 南浦和ー東浦和 冬の朝。 雲一つない夜明け。出発だ。 自転車を漕いでいるうちに寒さは消えた。 冬の朝。 雲一つない夜明け。出発だ。 自転車を漕いでいるうちに寒さは消えた。 2018年1月22日、関東に大雪が降った。翌日の早朝、撮影に向かった。勝手知ったるヒガウラも、この日の朝だけは別世界だった。 2018年1月22日、関東に大雪が降った。翌日の早朝、撮影に向かった。勝手知ったるヒガウラも、この日の朝だけは別世界だった。 前日と翌日は私立高校受験。この日は運よく受験日ではなかった。しかし、学校の授業自体はあり(マトモに行われなかったが)、汗だくで駆けて始業時間に間に合わせた。なんとも勿体ないことをしたが、それは振り返った今だからこそ言える話だろう。受験の前日に学校を休んで鉄活動に勤しむというのは、ばつが悪かったに違いない。(立ち位置に関しては疑問が残るが、中学3年だったということでご容赦願いたい。) 少し、暖かくなった。 南浦和ー東浦和 真冬の時期、日が没して間もなくすると、ポッと西の空に富士山が現れる。砂利道に三脚を構え、列車が通り過ぎる毎にシャッターを押しては、刻一刻と空の色が変わってゆくのを感じる。次の列車がベストの色合いか。 真冬の時期、日が没して間もなくすると、ポッと西の空に富士山が現れる。砂利道に三脚を構え、列車が通り過ぎる毎にシャッターを押しては、刻一刻と空の色が変わってゆくのを感じる。次の列車がベストの色合いか。 さあ、三脚を背負って、すっかり暗くなった小道を自転車で走る。駅前の明かりにいつもほっとした。 さあ、三脚を背負って、すっかり暗くなった小道を自転車で走る。駅前の明かりにいつもほっとした。 ー完ー 2024年10月19日 公開 一言でも構わないので、こちらのフォームからコメントをいただけると嬉しいです。https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdrhgUZPIQcVoCX8I2mSOzlAESoljI_ApY5PuXhUVr90SaXuQ/viewform?usp=sf_link コメントギャラリーに戻るフロントページに戻る