2025.6.29 東北本線

なかなか天候に恵まれなかった5〜6月のカシオペア撮影。
しかし、最後の最後でようやく、安定した晴れのなか撮影するチャンスがやってきた。

ラストランとなった仙台行は、上野から撮影スタート。
夜な夜な追っかけ、福島〜東福島の激パ面縦で撮影したあと、最後は俯瞰へ。
立ち位置は、まるで切り込みを入れたマンゴーのようにボコボコとした法面ブロックの上。
初めての場所だったが、登り口は……ここだろうか?

足がかりの少ない急斜面を直登。
汗だくになって登りきると、そこには見事な眺めが待っていた。
落ちたらまず助からないであろう立ち位置から眼下を見下ろすと、先ほどの汗が、冷や汗に変わる。
慎重に、慎重に、三脚とカメラをセット。

普通列車を何本か撮っているうちに、気づけば本番の時刻に。
まずは遠くの田んぼを走る姿を望遠で1枚。
そして、メインとなる広角で1枚。

線路の左手には、青々とした田んぼ。
右手には白石川、さらにその奥には、凛と構える蔵王連峰。
そしてなにより、この絶景にカシオペア!

まさに、気持ちの良い一枚が撮れた。

下山は、危険な登りと同じルートを避け、隊列を組んで沢沿いの道へ。
先導してくださった方々には大変お世話になった。
登りに比べれば安全だったものの、最後の出口はなかなかトリッキーで、初見で選ぶのは難しい道だった。
泥まみれ、汗まみれになりながらも、無事に下山できて一安心。

ちなみに、今回のタイトルにある“特急シンボルマーク俯瞰”の由来だが⸺
白石川と中洲が織りなす地形が、逆三角形をした、あの特急シンボルマークに見えたから、である。

かつて“特急街道”と呼ばれたこの路線の名残ともいえるかもしれない(笑)
いつかこの俯瞰で、本物の特急シンボルマークを掲げたカッコいい列車を撮れる日が来ることを、願ってやまない。

2025年7月16日 公開