信濃荒井ー渚

3000形は、1999年からアルピコ交通上高地線で運行を開始した。2017年6月、「信州デスティネーションキャンペーン」を記念し、かつて上高地線を走ったモハ10形電車のカラーリングを再現した「モハ10形リバイバルカラー編成」(モハ3003号車+クハ3004号車)が登場した。

しかし、2021年8月の大雨により河川が増水し、西松本~渚間の橋梁が被災。モハ10形リバイバルカラー編成は松本駅に取り残され、老朽化もあって引退が決まっていた。ところが、別の3000形編成が落雷の被害を受け、廃車を余儀なくされたことで引退は撤回。運命的な復活を遂げ、2022年8月、再び上高地線を走り出した。

その後、3000形は置き換えが進み、モハ10形リバイバルカラー編成は3000形最後の一編成となった。そして、老朽化のため、2025年3月9日をもって定期運行を終了することが発表された。

 

撮影日:2024年9月22日~9月23日, 2025年2月25日~2月27日

撮影区間:アルピコ交通上高地線

枚数:38枚

初めての撮影は9月。

沿線のあちこちで秋桜が揺れていた頃。

下新ー大庭
北新・松本大学前ー下新
渕東
波田ー渕東

秋の祭りの日。

この道は神社へと続く道。

波田ー渕東
波田ー渕東

秋の祭りの日。

この道は神社へと続く道。

波田ー渕東

妖艶の花。

9月の撮影をきっかけに、路線や車両への興味や愛着が生まれ、もう一度その姿を記録したいという思いが強くなった。

そして、運行終了まで2週間を切った2月の終わり、二度目の撮影に向かった。

信濃荒井ー渚

常念岳を背に、ベタベタの朝日に輝く。

渚は、山を望む駅。

西松本ー渚
三溝
波田

通学路は、レールの上。

ランドセルと一緒に、今日も電車で学校へ。

北新・松本大学前ー下新

クハ3004号車の前寄りには霜取り用パンタグラフが搭載されている。

この日の朝は気温が-7℃まで下がり、8時台の2往復目まで霜取りパンタグラフが上がっていた。

クハ3004号車の前寄りには霜取り用パンタグラフが搭載されている。

この日の朝は気温が-7℃まで下がり、8時台の2往復目まで霜取りパンタグラフが上がっていた。

新村ー三溝

上高地線の前身”筑摩鉄道”の設立総会が開かれた専称寺。

時代は流れても、山門の向こうに覗く鉄道風景は変わらない。

右を向けば、六地蔵。

新村ー三溝

右を向けば、六地蔵。

信濃荒井ー渚

渚の鉄橋。

大庭ー下新

松本盆地、常念岳に抱かれて。

大庭ー下新

後立山連峰をバックに。

画面左から爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳、五竜岳。

三溝ー新村

屋敷林に守られた、変わらぬ風景。

三溝ー新村

ふと目を向けると、素敵なお庭。

ふと目を向けると、素敵なお庭。

オオイヌノフグリ。

ぽつぽつと、小さな春の足音。

三溝ー新村

オオイヌノフグリ。

ぽつぽつと、小さな春の足音。

新村

日常のひとコマ、穏やかな時間。

北新・松本大学前

「オレンジ色のやつを撮りに来たの?」

ふらりと降りた北新・松本大学前駅。
ひっそりとしたホームで短い雑談を交わした。
さあ、撮影に向かおう。

「良い写真を撮ってね。気をつけて、行ってらっしゃい。」

三溝

今日も変わらず、地域の足として。

下新

今日も変わらず、地域の足として。

下新ー大庭
渚ー信濃荒井

夕暮れのシルエットに灯りを乗せて。

北新・松本大学前
松本

今日も一日、おつかれさま。

松本
松本
松本
下島
下島

ありがとう3000形。

ありがとう3000形。

渚ー信濃荒井

春の桜にも、夏の緑にも、秋の紅葉にも出会えなかった。それでも、朝から晩まで追いかけた3日間は忘れない。

ー完ー

2025年3月9日 公開

一言でも構わないので、こちらのフォームからコメントをいただけると嬉しいです。

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScn5jiFbIpafuGtkSp6OrJkGfiWf-TekuuDjoqET8EDq0JepA/viewform?usp=header