2025.11.2 山形線 峠ー大沢

最近真面目に追っている被写体は、E3系つばさ(銀つば)である。
2025年内で、山形新幹線での運行終了が発表されたE3系。
もはや手遅れなのもいいところだが、秋が深まるにつれて撮影に通う頻度が増し、最近の頭の中は銀つばのことでいっぱいだ。

この日は紅葉を狙い、峠駅に向かった。
板谷峠で最初に色づく峠駅周辺の紅葉はいまがまさに盛り。
今年は比較的当たり年のようで、山全体が息を呑むほどの色に包まれていた。

偶然にも銀つばのスペシャリスト御一行に出会い、そのまま一緒にお立ち台へ。
“お立ち台”と言っても人の姿はあるはずもなく、いるとすれば森のクマさんくらいかと心配していたが、幸い出くわすことはなかった。

木々のかからないピンポイントの立ち位置にカメラを構え、本番を待つ。
背景には青空が広がるものの、薄日が差したり引っ込んだりと気まぐれな天気にヤキモキ。
少しでも光線が差せば、紅葉の色は映えるはず。

通過直前、おまじないの歌に祈りを込めているとわずかに露出が回復。
間もなく銀つばは、錦秋の峠を軽やかな足取りで駆け下っていった。

2025年11月12日 公開